社会医学技術学院 卒業生インタビュー

「理学療法士に誇りを持って、大好きで楽しいと思って欲しい」

理学療法学科教員 林佑樹先生

理学療法学科夜間部2014年3月卒業
社会医学技術学院 理学療法学科教員
林佑樹先生

社医学理学療法学科夜間部の卒業生で、現在は理学療法学科教員の林佑樹先生。臨床現場では5年の経験を経て、社医学の教員として戻ってきてくれました。
社医学在学中、週6日はリハビリ助手の仕事をしつつ、週1回は夜までフットサルサークルの活動を行うなど、かなりアクティブな学生生活を送っていました。そして何より「社医学が好き」という林先生のこれまでのキャリアや学生に対する想いについて伺いました。

〜大学の早期卒業制度を利用して1年早く社医学へ〜

Q:今日はよろしくお願いいたします。先生は、お休みの日はどんな風に過ごされていますか?

休みの日は家族と過ごす事が多いです。子供の時からずっとサッカーをやっていたので、今でも高校の同級生たちとやることはあるのですが、みんな仕事や家庭の都合で集まるのがなかなか難しいんです。

Q::確かに、年齢を重ねると集まるのが難しくなってきますね。先生が理学療法士を目指した理由を教えてください。

大学で心理学や福祉、解剖学や生理学などの医学系の分野を学んでいたのですが、その講義の中で障がい者について学ぶ機会があり、理学療法士を知りました。

他にも医療や福祉の資格は紹介されていたのですが、自分がサッカーをやっていた事もあって身体の仕組みにすごく興味がありました。その興味を活かした仕事となると理学療法士が一番合っていると思いました。

Q:スポーツが好きな方だとトレーナーも選択肢になりそうですが、理学療法士に決めた理由は何ですか?

そうですね。でも、もともと人のお手伝い、人を助けるような仕事をしたいなという思いが強かったので、そうなると理学療法士が一番合っていると思いました。特にスポーツ分野に進みたいというわけではなかったです。

Q:そうでしたか。社医学には大学を卒業されてすぐに入学されたのですか?

はい。ただ、通っていた大学は4年制だったのですが、早期卒業制度という3年間で卒業できる制度があったんです。で、大学2年生の時には「理学療法士を目指して専門学校に行こう」という思いが強かったので、頑張って勉強して3年間で卒業して、そのまま社医学に入学しました。

学療法学科教員 林佑樹先生

〜友達と一緒に頑張れる環境が凄く良かった〜

Q:1年繰り上げて卒業したのですか!すごい頑張り屋ですね。では、社医学(夜間部)を選んだ理由は何ですか

大学までは親に学費を出してもらっていたので、専門学校に行くときには自分で学費を払おうと思っていました。なので、自宅から通える範囲にある理学療法士の夜間部の学校を探したら社医学があって。歴史があっていい学校だなと思いました。

Q:なるほど、社医学時代はどんな学生生活を送っていましたか?

昼間は週6日でリハビリ助手の仕事をしていましたので、まるまるお休みは日曜日だけでしたね。体力的に大変ではありましたが、それよりも楽しかったです。夜間部はクラス35人いましたが、年齢は下から4番目でしたので、社会人経験のある年上の人たちと仲が良かったです。

Q:思い出に残っている社医学でのエピソードを教えていただけますか?

フットサルサークルをやっていたのですが、毎週木曜日が活動日で、夜学校が閉まるまで講堂を借りて、思いっきり走ってヘトヘトになるまでフットサルをやっていました。翌日も朝から仕事でしたけど(笑)

後は、友達と一緒に勉強することもありました。ただ普通にやっても面白くないので、ちょっとふざけて問題を出し合って、楽しみながら勉強していました。

Q:サークルもやって仕事もして、かなりタフな生活でしたね

そうやって思い出してみると、やっぱり友達の存在が大きいです。同じ目標に向かってみんなと一緒に楽しんで、一緒に頑張っているという環境が凄く良かったと思います。

学療法学科教員 林佑樹先生

〜社医学が凄く好き〜

Q:同志の存在は大切ですね。現場で働いていて、社医学で良かったと思う事はありましたか?

社医学の良さは人とのつながりだと思います。いろんな所に「社医学の先輩」がいて、「社医学の卒業生」という共通点があるので、すごく良くしてもらいました。

あと、理学療法士は人と接する仕事なので、社会性やコミュニケーション能力が凄く大事なんですが、社医学の学生はそこにも強みがあります。というのも普段の授業の中で、人との接し方とか患者様や現場スタッフとのコミュニケーションの取り方等も教えてもらえるので、自然と身についているように思います。

Q:先生は社医学卒業後はどちらで勤務されていましたか?

小金井太陽病院(東京都小金井市)に就職しました。ケアミックスの病院で急性期、回復期、療養、訪問外来とすべてを備えていました。在学中もその病院でリハビリ助手をさせていただいていたので、病院についてよく知っていたという事もありましたし、各疾患ごと、内部障害、整形疾患、中枢神経疾患などに強い理学療法士が在籍していたことも魅力でした。

Q:では、教員として社医学に戻ってくるきっかけは何でしたか?

病院で5年ほど勤めたころに、自分のキャリアのステップアップとして新しいことにチャレンジしたいなという気持ちになりました。そのタイミングでたまたま社医学で教員募集をしていたので、思い切って応募してみたという感じです。もともと教員をやってみたいなという思いもありましたし、何より、社医学が凄く好きだったので。

学療法学科教員 林佑樹先生

〜「あなたに担当してもらってよかった」〜

Q:「社医学が凄く好きだった」というのはとても素敵ですね。今、教員として、また卒業生として、学生たちに伝えたいこと、授業や日々の生活で心がけていること等はありますか?

現場に出ると、教科書通りのことが起こらないんです。だから「考える力」を身につけてもらいたいと思っています。教科書が患者様に当てはまるわけではなくて、患者様一人ひとり全く違うので、自分で気づいて、自分で考えて、理学療法士として解決しなければならない問題は何かという事を考えられるようになってほしいです。

あとは、何年たっても完璧な理学療法士にはなれないので、常に向上心を持って勉強を続けてほしいなと思っています。そして、理学療法士という仕事に誇りをもって、大好きで面白いって思ってもらえるようになってほしいなと思って授業をしています。

Q:「自分で考える力を身につける」というのは本当に大切だと思います。最後に理学療法士を目指している方や社医学を検討されている方にメッセージをお願いします。

理学療法士の仕事って、患者様を直接支援できて、患者様の力になれる仕事です。そして患者様から直接「あなたに担当してもらってよかった」って感謝の言葉を言ってもらえる、すごく素敵な仕事です。

そのために自分だけではなくて、いろんな職種の方々、医師や看護師、作業療法士、栄養士とか、いろんな人と関わっていきながら、その一人の患者様の目標に向かって協力していくっていうところもすごく魅力的です。この楽しい「理学療法士」っていう仕事をぜひ目指してもらいたいなと思います。

そして、社会学の夜間部は本当にいろんなバックグラウンドを持っている学生が集まっています。個性豊かないろんな人と関わり合いながら、より高い実践力を身につけられる学校ですので、ぜひ一度直接自分の目で見ていただけると嬉しいです。

本日はありがとうございました。

インタビュー日:2025年1月末

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