日本人最多の17連続世界王座防衛記録保持者である元女子プロボクサーの小関さん。
今年1月に現役引退後、社医学へ入学しました。
「理学療法士」を目指したきっかけは?
ボクサーのときはケガをしたことがなく、
理学療法士という職種を知ったのは祖母が骨折でリハビリすることになったときからです。
療法士の方が厳しいけれど非常に信頼のおける人だったせいか、
「理学療法士」という職業が頭に残りました。
祖母が骨折を繰り返す中で、スキルがない自分には何もしてあげられないモヤモヤ感と
ボクシング生活に終止符を打つ頃だと思い始めたことから
理学療法士を次に目指すものとして決めました。
身体を扱う仕事の方がこれまでのキャリアが活かせると思ったからです。
社会医学技術学院を選んだのは?
ともかく家から近いから! 大事なことですよ!
これまで通ってきた学校はすべて家から近い所にありました。
どんな学校か一度は見ておこうと社医学の授業を見学したとき、
「来年はここに自分がいる」とイメージできましたし。
年末にボクシングの最後の試合を行い、翌月には入試を受けていました。
「夜間部」に入った理由は?
一番の理由はボクサーに戻れないようにするためです。
ボクサーを一度やったら、誰でも必ずカムバックしたくなるものなんです。
夜間部の授業がある18~21時の時間帯は、プロボクサーにとって貴重な練習時間。
夜学に励むことで、ボクシングに戻れないようにしたかった。
ボクサーを辞めたことはまったく後悔していません。
みんなに一言!
10年間プロボクサーとして過酷な時間を過ごしてきたので、
学生になっても「自分なら何でもできる」と思っていたのですが、とんでもなかったですね。
難しいし覚えることも多いし。
授業では一言一句漏らさず聞くようにしているので、
集中力が続く1日2コマの夜間部を選んでよかったです。
おかげで前期の試験結果は良好でした。
長く続けたチャンピオン同様、後期も同様の成績を収めたいと思っています。
たいへんだけれど、一生懸命やって得たものは財産です。
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