こんにちは、作業療法学科・教員の河野崇です。
お正月に美味しいたべものをたくさん食べて、
ちょっと体重が増えてしまった方もいるかも知れません。
実は、私もその一人です。
しかしダイエットするとは言っても、「運動をするには外は寒いし....」
「冬は鍋がおいしい季節だし....」なんて、言い訳や先延ばしの理由を考えるのが
年々上手になっていく自分がいます。
さて、作業療法は、「生活習慣病」という言葉が生まれる前から、
あまりよろしくない生活習慣は病気や障害の原因になり、健全な生活習慣を構築することが
病気の治療や障害の回復につながると考えていました。
つまり職業としてとても「習慣」というものを大切に考えています。
生活習慣の再構築は作業療法にとってとっても重要な仕事の一つなのです。
生活習慣は、日々の日課や役割によってできています。
日課や役割があるから人は、社会のルールや、自分なりの決まり事などを構築しながら
日々の生活を営むことができています。
自分なりの決まり事というのは、例えば、コーヒーの淹れ方、布団の畳み方、寝る時間、
近所のスーパーでお惣菜を半額で手に入れる方法、などなど、 さりげなく様々な所に隠れています。
という事はですよ、
この隠れている決まり事を、意識下にさらけ出してルールを書き換えることできっと、
減量が可能なはず!!
作業療法の視点で習慣を考えることによって、きっと減量なんて朝飯前です。
まずは、職場で、パッと手の届く引き出しにおやつを入れるという習慣があるので、
これを遠くの棚の箱の中にしよう。
自転車で通勤をすれば、感染のリスクもないし運動にもなるので一石二鳥だなぁ。
「往復60分の有酸素運動と、推定される一日の摂取カロリーが150kcal減るのでひと月に1kgくらいは減るかなぁ」
これなら無理なくダイエットができるはず。
むしろ、そのペースだと一年で12kgも痩せちゃうのでどうしよう?
それは、逆に不健康だなぁ。
だから「まだダイエットは始めなくっていいか....」とまた言い訳を一つ。
今度は、言い訳や先延ばしをしない方法につて、作業療法の視点で色々、考えないとなぁー。
河野
カテゴリー
月別アーカイブ